桃の節句。
花粉症が少し出てきました。ちょっと眠いのは薬のせいか春眠暁を覚えずだからか。
新店舗の鏡は百年以上前の古物です。
流石に鏡面は錆びて綺麗に映らないので今まで使用していた十四年物の鏡面と入れ替えました。
少しだけ大きかったので枠を彫刻刀で削りなんとか収めて。
この古い鏡。
後ろの止め板を外してみたら毎日新聞が挟んでありました。
どうやら揺れないよう厚みを出すために入れられていたもの。
日付は。
明治廿三年九月七日と。
多分23年と読むのでしょう。
今から132年前。江戸から近代国家に変わっていく時代。まだ徳川慶喜も勝海舟も生きている時。
貴族院の議員の公布のようです。
自分が中の鏡面を入れ替えたように誰かが手直ししたときに入れたものかもしれません。
紙自体もベージュで、元々なのか経年変化でなのかわかりません。
捨ててしまうのもこの鏡の歴史が判らなくなってしまうのも惜しいなと思い取り外した鏡面裏に入れておくことにしました。
もとに戻すときにこれもまた一緒に、何ならその時の新聞も入れておくと面白いかな。
その時はもう新聞はデジタルのみかもしれない。
ロシアがウクライナに攻め込む中、古い新聞を見て、人類の歴史とはなんだろうなと想う日でした。
世界が平和であるように明日も髪を切ってます。
明日も素敵な一日を。
ぱいんゆ ながお光太郎